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発売されてすぐに手にしてそれから、ずっと私は手元にこの本を置いています。 田口ランディさんの「サンカーラ この世の断片をたぐり寄せて」。 その内的世界のすさまじいまでの葛藤に引き寄せられるていくのだけれど、 真摯で厳しく言語化しようとするランディさんのこの本は、 それゆえになんと優しいのだろうと私は救われるように思うのでした。 なぜそこまでも自分をさらけだすのだろう、 どうしてここまで…と思うのだけれど、本当は誰もが問いかけていくべきものなのだと思う。 それゆえに心打たれる。 痛いけれど、痛いからこそ、そこからもっともっとその底にあるものへたどり着こうともがいていると、 ふとそういう時に訪れる精神の静謐、私にも本当にまれにではあるけれども、 言葉にはできない沈黙(とランディさんは書いている)に至ったことがある。 この本の持つまなざしというようなもの、作家田口ランディが苦しみの中で膝まづいて祈っている姿というものに、私は自分を振り返って申し訳なく思ってしまう。 これはランディさんの極限に近いまでに自分を見つめて言語化しようとする作家の命の書だと思います。 田口ランディさんにしか書き得ない美しい言葉と構成というのか、思考の後というのか、 私はこういう言う方は適切ではないかもしれないけれども、とても好きだなあと思うのです。 田口ランディさんの言葉というのはいつも自分の心に向かってくる。 「そうだ、それについて人は真剣に考え、言語化すること」、ということを提示してくる。 死んだ者もいつか死にいく自分も同じ地平に立っているものであることを。 夜中に一人目が覚めてしまった時などにも開いて読むと対話してくるのだ。 この問いかけは誰もがもっと真摯にしなければならないものなのだと思う。 三月十一日以降にやはりいろいろなものが変わったし浮上してきた。 自分が感じられずにいることを恥ずかしく思う。 たくさんのことを感じさせてくれる。 表紙の写真もいいなあ。 ▲
by koyomi08
| 2012-11-24 10:07
| 読んだもの
この本は、確かにあの大震災のことを 伝えています。 あの日から あの大震災からもう三ヶ月あまりが過ぎて六月、初夏になりました。 忘れずにいようとあの日から自分が思い思いしつつも どこかで薄れていたのだ、と 気がつきました。 その時でなければ書けなかったことを伝えています。 スイッチさんの寄稿した文章のタイトルは 「枝野さんといちご」です。 震災の不安の中で スイッチさんの小さいお子さんもまたそれを感じ 枝野さんにイチゴを食べろとテレビに向かって差し出すという行為に 人の持ってる根本のところに芽生えているなんていうか本能的な優しさを思いました。 大人はその心を無にしてはいけないですね。 そういえば、一ヶ月くらい前に風邪を引いて こんな時は「カリマハラジャのカレーだ!」と 思っていったら、スイッチさんもいらしていて そうしたら、スイッチさんも風邪を引いていて「カリマハラジャだ!」という ことでばったり、カリマハラジャで会ったのでした。 そういえば、風邪とか、身体が不調の時に カリマハラジャのカレーの薬膳効果を伝えてくれたのがスイッチさんでしたけれど、 とにもかくにもその時にお会いできてお話できた時、 今度の本のお話をされていました。 「茂木健一郎さんという方からの震災の時の話への寄稿の依頼が なぜか私のところに来まして...」って 言っていたのですが、 本当にスイッチさんでなければ書けないなあって思う文章だと思いました。 笑いも交えて、 日常の中での出来事に本能的な人の行動を描いてくれるのです。 今、この本を手にして 本当によかったと思っています。 山田スイッチさんのブログ ▲
by koyomi08
| 2011-06-05 09:16
| 読んだもの
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